遺伝子と知能
現在X染色体上に見つかっている知能遺伝子は、60~100個にもおよびます。
このため、X染色体は「知能の染色体」とも呼ばれています。

知能と遺伝子の関係は、知的障害のある子どもたちの研究がきっかけで明らかになってきました。知的障害のある子どもに女の子よりも男の子の方が多いことは、古くから分かっていました。研究者は、男性が1本しか持っていないX染色体の遺伝子が変異したためではないかと考えたのです。

【例】
FMR1遺伝子は、シナプスの働きに必要なタンパク質を合成します。この遺伝子が変異を起こすと脳の発達が以上になることが分かっています。






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